いつも有害鳥獣捕獲に行く島でイノシシが暴れているとのことで、有害鳥獣捕獲隊出動です!!
島にある小学校の周囲にまでイノシシが出没しているとのこと。
島なので漁船をチャーターして行くのですが、しかしこの日はベタ凪の絶好の釣り日和。

ああ、今年はあまり釣りに行っていないから釣りしたいなぁ…(笑)。
まあ、今日は有害鳥獣捕獲だからしょうがないよね。
島に到着して作戦会議。

今回は7名と少なめの人数なので、2人の勢子と動ける人は状況に合わせて動く作戦。
とりあえず今回一番若手の私が山頂まで登り、どの場所でイノシシが出ても駆け下ることができる位置で待機。
この島は過疎化で山の手入れをすることを完全に放棄してしまったので、鬱蒼としたジャングルのような様相を呈しています。

この時期、イノシシの主食となるドングリやマテバシイもたくさん落ちていて、食い散らかした痕跡も多数発見。

イノシシたくさんいそうだね。
そうこうしていると猟犬の一頭がやってきて、周囲をうろついています。
勢子の方と連絡を取ると遥か遠くの場所なので、私がワンコに付いて山を探索します。

「イノシシがいると鳴くから分かるよ」
とのことで一緒にテクテクと歩いて行くと、前方20メートルほどの場所からイノシシが飛び起きて逃走!
50kgくらいの親に20kgくらいの子供が2頭。
風上にいたのでワンコの発見が遅れ、逆にイノシシに先に気付かれてしまった感じ。
それを見て吠え立てるワンコ。
瞬時に銃を構え引き金を弾く!
が弾が出ません。「あ、いかん。安全装置解除してなかった…」
すぐに安全装置を解除して3連射!!
平気な顔で逃げ去るイノシシ。一発くらい中ってないかと周囲を見渡しますが、血の一滴も落ちていません。
追いかけて行ったワンコもすぐに戻ってきたから、完全に外れている感じ。トホホ…。
「いや~、あんな茂みも何もない地面に寝ているとは思わなかった。油断した…」
ここのイノシシは犬に追われたり人間の姿をあまり見たりしないので、通常の常識が通用しないことが多いようです。
その後も何頭かイノシシが出たようですが、島の中を迷走して犬が捲かれてしまいます。
こんな竹藪や、

ダンチクのトンネルを巧みに利用しているようです。

それにしても暑い!

来週から猟期だというのにクワガタも平気な顔で樹液を吸っています。
とても猟期間近の光景とは思えませんね。
この山はかなり急峻な角度で、大きな岩が無数に転がっているので非常に足に負担がかかります。
それに最近はカラス撃ちばかりであまり山を歩いていなかったので、体が山に慣れてなくて足が痙攣を起こしそうです。
「潜りにもあまり行けなかったし体が出来ていないな…。来週から猟期だというのに情けない」
昼近くになり、なんとか50kgくらいのメスイノシシを1頭ゲット。

乳腺が張っているので、この時期に子育てをしていたようですね。
ふう、それにしても疲れて酷い筋肉痛だ。
しかし久しぶりに山の中をたっぷり歩いたので心地よい疲労です。
さあ、いよいよ猟期も始まるな。
5年目の今年の猟期にはどんなドラマが待っているかと思うと、今からドキドキします。
そして今年は帯状疱疹にならないように気を付けよう(笑)。
(今年の猟期にも帯状疱疹になったら打率8割じゃん)
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