暑いっ!連日日本列島のどこかしらで40℃を越える今年の異常な暑さは、「猛暑」という言葉を通り越して「炎暑」という言葉が使われるようになったみたいですね。
あまりに暑いので潜りに行って来ました。
しかしお盆を過ぎたこの次期はアンドンクラゲがたくさんいるので、そういう場所を避けて潮通しの良い場所を選んで潜ります。

海上から覗くと素晴らしく澄んでいます。
「よ~っし、絶好のコンディションだ!」
この場所はキスがたくさんいる場所なので、それを狙って大物のヒラメやマゴチがいる場所です。
「50センチオーバーのヒラメかマゴチが突けたらいいな~」
と思い潜ってみますが、例年たくさん群れているキスがまったくいません。
それどころか通常いないようなツノダシやルリスズメダイなどの熱帯系の魚が群れています。
「一体どういうことだ!?」
と我が目を疑いますが理由は明らか。
連日の高温で通常いる魚が棲めないほどに水温が上がっているのです。
その代わりに熱帯系の魚が生息するようになっているのですね。
「ダメだ、こりゃ!」
魚影も乏しく、いても美味しくなさそうな熱帯魚ばかりなので早々に見切りをつけ、場所を移動します。
かなりの距離を移動して、去年発見した昼間でもウナギがいる場所へ。
苦戦しながらも何とか小~中サイズのものを4匹ゲット。

四万十川では鮎が姿を消したと言うし、長年潜っているけれどこんなにも顕著に水中の生態系の変化を実感したのは初めてです。
このぶんじゃ、来年くらいは本当にイセエビが獲れるかも知れないなぁ…。
まあ、そんな冗談が言えないくらいの変化が海の中で起こっているのは事実です。
しかしイノシシや鹿が爆発的に増えている山の中も同じような状態だし、一般の方が知らないだけで、既に日本の自然はどうにもならない状況なのかもしれませんね。
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