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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

大切な猟犬を守るために…

カヤがケガを負って病院で診てもらった時に獣医さんと色々話をしました。

なにせ近隣の猟友会から重傷を負った猟犬が運びこまれる動物病院です。
かなり有益な生きた情報をお聞きすることが出来ました。

そこの獣医さん曰く
「防刃ベストを着用させていて、一番重傷を追うのはやはり腹部だね。
もし腹膜が切れて腸が出ていた場合、腸間膜(腸と腸を繋ぐ薄い膜)を破らないことが大切だ。
これが破れると腸自体に損傷が無くても、内臓が固定できないからその部分を切って短くしないといけない。
そうなると助かる確率がかなり下がるんだ。
だからもし腹膜を切られたら、キレイなバスタオルの様な布かビニール袋で内蔵を保護して、ガムテープでぐるぐる巻きにして連れておいで」
とのこと。

しかしそれにはただし書きが付属していました。
「ただしキレイな布を使わないと、それだけで感染症を起こすから気を付けてね!
中には車を洗った後みたいな汚れた布で包んで来る人がいるのよ。
そりゃじゃ助かるものも助からんよ」
そうなんですね…。

「実際に山の中で腹膜を切られたらどうしよう?」
2020.11.08カヤの負傷5
(これはカヤが背中を大きく切られた別の時。内臓も無事で大事には至らず)

そう思った場合(実際に猟隊の犬がその様な状況になったことがある)の事を考えたのですが、現状ではそれ以上腸が出ない様に猟犬を押さえて他の人に助けを呼ぶしか無さそうです。

「せめて腹部を押さえる布とテープくらいは装備に携行しないとな…」
車の中にはキレイなバスタオルもガムテープもあるのですが、大きすぎて狩猟ベストには携行していません。

そこで購入したものがこちら。
202403.28守るために1
布団シーツなどに使われる約120センチ×200センチの木綿の布。
最初は大きな医療用布や三角巾を探していたのですが、良いものが無くこれにしました。

狩猟ベストに携行できるように2重のジップロックに入れ、グルグル巻きにするためのビニールテープを2つ同封。
傷の深さ次第でしょうが、これで山を下りるまでは何とかなるんではないでしょうか。
(車に着けばガムテープなども完備しています)

他にも車中には止血鉗子や手術用の縫い針も用意しています。
2013.07.28救命道具2
ハンターになったばかりの頃、有害鳥獣捕獲活動で医療従事者である友人が負傷猟犬をテキパキと助けたことに感銘を受けて購入しました。
しかしこちらは正直上手く使える自信がありません。


あと大切なのは「心の持ちよう」でしょうか。
こんな根性論みたいなものを書くことはとても嫌なのですが、やはり大切なことだと感じます。

というのも20年ほど前、地元猟友会の単独猟のハンターの方がイノシシに酷く犬を切られ焦って動物病院に猟犬を搬入しました。
しかしその時に動揺して持っている猟銃をその場に置き忘れてしまったのです。

猟犬は助かりましたが、置き忘れた猟銃を警察に通報され猟銃所持許可返納。
そのハンターさんの気持ちも、警察の果たすべき仕事もよく理解できます。

心弱い私もこのハンターさんの様になる自信はかなりの確率であります。
なので日頃のシミュレーションは大切だと思うのです。


大切な猟犬達を守れるように頑張りたいと思います。


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狩猟界の生ける伝説!

この方はグループの長老勢子、殿山さん(仮名)。
御年86歳!!
2024.02.19生ける伝説1
86歳で自分の猟犬2頭を引き連れ、山から獲物を追い出してくれています。

温和な性格の方で殿山さん(仮名)のことを悪く言う人を聞いたことがありません。
色々なことがある狩猟界においてかなりレアなパターンと言って良いのではないでしょうか。

私が殿山さん(仮名)と知り合った時は80代になるかならないかの年齢でしたが、髪の毛こそホワイトヘアーですが毛量たっぷり、長身でシャッキリと背筋も伸びて年齢を聞いた時は本当に驚きました。
「え!?80歳って寝たきりとか要介護というイメージなんだけど、人間ってこんなに若々しくいられるものなのか?」
正直にそう思いました。

「全部自分の歯で、入れ歯なんて1本もない」
と笑っておられたのが印象的でした。
(今でも変わらず入れ歯は1本もない)


そして何よりも驚いたのがその健脚ぶりです。
私と一緒に山入りして別々のルートから山を競っても先に頂上部で待っていたり、勢子役のサポートとして殿山さん(仮名)に付いて行った時なんかは私が置いてけぼりを食らう始末(笑)。

待ち役に付く時は「一番高い場所に獲物がドカドカ通る通し(けもの道)があるから、ワシはそこで待つよ」と言って、シャカシャカと切り立った山の斜面を誰よりも早く登って行きます。

たくさん山の中を歩いているので獲物が通る場所をよく知りよく仕留めてくれます。


ある時殿山さん(仮名)は山頂近くで鹿を2頭倒し、「ヒモで前足と頭部を縛ると抵抗が少なくなるから楽だよ」と言って2頭を一緒に引き出してきました。
長年狩猟をやって来た経験値もあるのでしょうが、まだまだ体力に満ち溢れています。
これには山の下の方で1頭の鹿を引き出すのにヒーヒー苦戦していた若手連中は「本当にたまげました」とビックリ!!


殿山さん(仮名)に「なぜその歳でそんなに足が強いんですか」と聞いたことがありました。

「ワシは相当山奥の田舎で産まれ育って、その当時はまだ家に水道が通っていなかった。学校から帰ると川から水瓶とお風呂に水を汲んでくるのが子供たちの毎日の仕事だったんだよ。あれで足腰が鍛えられたんだと思う。
そして野山で遊ぶために急いで水汲みを終わらせてから小鳥やウサギを追いかけて育った。ヒマを見つけてはそんな事をして遊んでいたよ。
物もなく遊ぶこと自体が不自由な時代だったから、狩猟が田舎の娯楽でもあったしね。

それと健康の秘訣はずっと猟犬を飼っていたことだよ。
日々の散歩でかなりの距離を歩くし、猟期は犬を連れて山歩きをしてきたからこの年でもなんとか山を歩けるんだよ。ずいぶんと衰えて足腰も弱くなったけどね」

「いやいやいやいや。殿山さん(仮名)の場合、足腰が弱くなったとか何とか歩けるなんていうレベルじゃないんですけど…」
(逆に全盛期の健脚ぶりを見てみたい気がします)


そして殿山さん(仮名)が連れている猟犬を見ると、如何に頻繁に山入りして犬に経験を積ませているのかがよく分かる名犬です。

この日も70㎏のよく脂がのったメスイノシシを殿山さん(仮名)が立て撃ちしてゲット!!
2024.02.19生ける伝説2

イノシシを追い出すのも撃つのも暴れていた半矢のイノシシにナイフで止め刺しをしたのもすべて殿山さん(仮名)とその猟犬で、完全に殿山さん(仮名)の独り舞台でした。
2024.02.19生ける伝説3

「いやはや超人だ!!」

古代中国の歴史読み物『三国志演義』には黄忠(こうちゅう)という勇猛な老将軍が出て来るのですが、殿山さん(仮名)を見ると「あながちフィクションとばかりは言えないだろうなぁ」と思います。


「好きこそものの上手なれ」なんていう言葉がありますが、本当に狩猟が大好きなんでしょうねぇ。
このぶんなら90歳くらいまでは充分に現役ハンターが務まりそう。

殿山さん(仮名)、いつまでも元気でオレ達に色々と教えてくださいね!


今日も自然の恵みと長老勢子の活躍に感謝です。


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猟行日はワンコ準備が大変なのだ!!

狩猟に行くときの私は早起きです。
(くたびれ果てて起き上がれないこと度々ですが…)

忘れ物が無いように前日から出来る限りの用意はしておくのですが、起床してガンロッカーと装弾ロッカーから猟銃と弾を取り出し、猟銃は分解保管している状態なので組み立てて銃カバーに収納します。
(寝ぼけ眼で組み立てるので忘れ物があることもしばしば…)

それから古傷を抱える膝にテーピングを巻き猟装に着替え。
勢子役として山入りするのに必須なのですが、膝にテーピングを巻くのに結構な時間がかかります。

無線機などの充電状況を確認し、再度忘れ物が無いようにバッグに詰め込みます。
更にクーラーボックスに保冷剤(飲み物と獲れた時のお肉の保冷用)とペットボトルの麦茶を入れ軽トラに積み込みます。


そしてその頃になると犬部屋で待機しているワンコ達も「今日は山へ行く日ねっ!!」と気付いてキュンキュンと鳴き始めます。
荷物を積み込む間にワンコ達を庭に放して用を足させ再度犬部屋へ。

「さ、山行きの防牙ベストを着ようね♪」
ベストを着せる順番はほぼモリさん→カヤさん→イトちんの順番になります。

モリはアバウトな性格で何も抵抗がありません。
それを見てカヤも「私も置いて行かれないようにベスト着なきゃ!」となります。
2024.01.18準備1
(上カヤさん、下モリさん)
「準備OKなのでベストをお願いします」
と、自分のベストの横に伏せてパタパタと尻尾を振るカヤさんの様子がカワイイ♪

「こちらもお願いします」
2024.01.18準備2
と愁傷な態度のイトちん(笑)。
車酔いを克服できていないので抵抗感強め。

今では「山へ行く時はベストを着るのが当たり前。逆にベストを着ないと山へ行けない」と理解しているのですが、ここまで来るのにかなりの紆余曲折がありました。

最初はベストを着ることへの抵抗。
まあそれは理由が分からない以上は理解できます。

そしてイトは「山へは行きたいけど酔うので車には乗りたくない」という頑なな抵抗感が今でも拭えていません。


それからケガをした時や発情期になった時にはその犬を山へ連れて行けないのですが、そのことが理解できずにそのワンコを置いて行くと近所迷惑になるくらいの大音響で鳴き叫ぶ現実(笑)。

「なぜ自分だけ山へ連れて行ってもらえないのか理解できず、全部の犬小屋を覗き込んでずっと遠吠えをしていたの…。いくら傍に置いて理由を説明して撫でてやったけどダメだったわ…」
と家人。

私としては引く犬を2頭くらいに絞りたいのですが、上記の様な理由で難しいのです。
2023.12.05大猟3
(左よりモリさん、カヤさん、イトちん)


「ふぅ~、山へ行く前にすでにかなり疲れているんですけれど…」
毎回そんな感じですが、猟犬を連れて狩猟に行くことは何にも勝る醍醐味だと思います。

苦労が無いと言えばウソになるのですが、やっぱり猟犬を飼い仕込んで使役することはとても楽しいです。
(私なんかは猟犬を飼っていなければ本当に狩猟を続けていたか分からないくらい)

無理してケガしないようにね。
これからも一緒に頑張ろうな!!


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イトの傷跡

「あらら、傷付いた場所のカサブタが治ったと思ったら毛が剥げちゃったね…」
2024.01.11イトの傷3
昨年、防牙ベストの上からイノシシの牙で突かれた跡です。

「イトちん、キミはお年頃の女の子さんなのに傷だらけじゃん」
2024.01.11イトの傷2
(赤丸の中。黄色の線に沿って毛が剥げています)

臓器の位置から言うと、肺の下部・横隔膜の場所。
肋骨の隙間に牙が通っていたら致命傷となる場所です。

「いや~、これは場所的にヤバかった。本当に防牙ベストを着ていて良かったなぁ…」

本当は遠い間合いで立てて(啼き止めて)くれるのが理想だし、今回の事から学んでくれると良いんだけど。

小さい時からふじさんモリさんカヤさんから甘やかされて育ってきたからねぇ。
2024.01.11イトの傷4
(我が家に来て間もなくの頃のイトとふじが遊ぶ様子。手前は遊び疲れたモリさんカヤさん)

今でも散歩や山へ行く時は「軽トラに飛び乗れないの。抱っこお願いします」と甘えるくらいだからなあ(笑)。
2024.01.11イトの傷1

山でお姉さん犬2頭が一緒にいると心強くなって、良いところを見せたくてついつい噛み付きに行ってしまうんだろうなぁ…。
ああ、心配じゃ。

しばらくはイトちん1頭だけで山を引くのも一つの手ですが、獲物が複数の時は決着が付くまでが早いし、大きな山や相手が大物だった時には連係プレーでチーム全体では吉と出る時が多いんですよね。
うう、迷うなぁ…。

イノシシと戦うシシイヌを山に放つ時はいつもいつも心配ばかりです。

こんなことではハンター失格だろうけれど、本音を言えば我が子のように育てたワンコさんズを出来れば放したくないくらい。


イトちん、怪我しないように充分気を付けるんだよ。


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滝汗…

先日、ワンコ3頭とイノシシを仕留めた時に、獲物の引出しはグループのメンバーの皆さんにお願いし、私はワンコさんズを引き連れて軽トラに先に戻りました。
2023.12.18滝汗1

メンバーの長老勢子(御年86歳!)からお茶の差し入れをいただき、ゴクゴクと飲み干す私。
そして何故かとても心配そうな顔の長老勢子。

「可哀そうなくらいに汗かいているじゃないか。本当に苦労したんだね。大丈夫だった!?」
「ありがとうございます。でも汗はいつもの事なんで全然大丈夫です」
「へっ!?どういうこと???」

長老勢子は「キミの言っている言葉の意味がまったく分からない」という表情。

私がこのブログで何度も「帽子のツバから汗が滴り落ちる」と書いていますが、実は決して大袈裟な表現ではなく真実です(笑)。
体質的に大汗かきで、普段は何ともないのですがちょっと体を動かすと全身からボトボトと汗が滴り落ちるのです。

ちょっと獲物を追跡した後に、足跡を見るために地面を見ると糸を引く様に汗が帽子のヒサシ先端から流れ落ちます(実話)。

勢子役を始めた時も、先輩勢子役の方々から「大丈夫か?」「その汗はどうした?」「何か体調悪いんじゃないのか?」と言われること度々(笑)。
2023.12.18滝汗2
(手前、走り足らなくてポッチャリ体型のふじさん。奥、イトちん)

実は幼少時から水分をたくさん摂らないと食事が喉を通らない体質で、大量の麦茶を飲まないとダメだったのです。
今でも昼ごはんで外食すると、お冷を入れた冷水ポットが空になるくらい飲みます。

夜はそれがビールに置き換わっているので、一日の水分摂取量は相当なものだと思います…。
(逆に「食後にお茶を一杯飲むだけで大丈夫」なんていう人が信じられません)


「多汗症」なんていう病名もあるようなので、健康診断の時に医師に相談したりしたこともあります。

「運動した時にだけ汗が出るのですか?筋肉が発達してその熱を逃がすためで全く異常ではありません。
逆に汗が出ないと体内の熱や毒素が排出されないので、皆さんその事に困っていることの方が多いのですよ。良かったですね! !日常生活に支障がなければドンドン汗をかいてください」
とのこと。

「あの~、洗濯物が増えるから大変なんですけど…」
と言おうとしましたが、にこやかに「汗が出るのは健康な証拠です!!」とまで言われたので諦めました。

大変なのは凄く寒い時に汗をかいて獲物の解体をする時は、濡れた衣類が冷えて風邪を引かないように気を遣うくらいですかね。
私の場合は、日常生活で特に困っている訳ではないのでまあいいか。


解体をした後の山の神様祭りで、長老勢子が
「今日じゃんさんは気の毒なくらいに酷く汗をかいて大変な思いをしていた…。体調は大丈夫かい?」
と再び聞いてこられたので、
「イヤイヤ、本当にこんな体質なんです」
と説明。

補足で親父が
「いや、こいつは昔からこんな感じ。2月に池に沈んだイノシシを潜って引き揚げたくらいだからね」
と説明すると
「何をバカな事を言ってるんだ?」
と言う感じになりましたが、その時に同席していたメンバーの方々が「本当に本当なんです!」と言ってくれて信じてくれたようでした(笑)。


まあでも、「オレも泳いだ」とか「パンイチになって太腿まで浸かって獲物を回収した」なんて言う話で盛り上がった一日でした♪

狩猟に行くと色々な事が起こります。


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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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