2丁目の猟銃を申請しに行ったのですが、用意した書類に目も通していただけず警察を後にします。

肉離れの足を引きずって階段をトボトボと降ります。
警察署の駐車場で「さて、どうすっかな~」と熟考。
やっぱりどうしても2丁目の銃は必要だし、会社から半休をいただいて来ているので、このまま帰るわけにはいかないしな~。
車内でよ~く考えて、書類だけでも受理してもらえないかと再度生活安全課を訪問。
「あの~、もう一度よく考えたのですが、やっぱりどうしても2丁目の猟銃が必要なのです。
会社もそんなに休むわけにはいきませんから、書類だけでも受け付けてもらえませんか?」
係の方が「また来たのか?」と呆れ顔をしつつも、今度は書類に目を通していただけました。
そしてなぜ新しい猟銃が必要なのか、先程と同じ説明をします。
それから聞き取り調査。
前科や借金の状況などを聞かれます。
誓約書をいただき、内容を確認して記入・捺印。
「書類は受け付けますが、許可が下りない可能性の方が大きいですよ。それでもいいですか?」
了承して手数料6,800円の印紙を買ってきて終了。
なんとか書類だけでも受理してもらったから一歩前へ進んだぞ!
ここまでで2時間以上の時間がかかりました。
何年も銃所持の実績があって、どんな人物かよくわかっているのなら許可を出せると思いますが、初心者の私に許可が出せないのも理解ができます。
そこできちんと自分の使用法や、申請しようとする銃と現在所持している銃の違い、新しい銃の必要性などを論理的に説明ができないと「必要なし」と判断されてしまうのでしょう。
それに1度や2度門前払いを食ったからと言って、「初心者には2本目の許可は下ろせません」と言われて諦めるなら本当は必要性がない人でしょうし、「なんであいつには許可してオレには許可できないんだっ!」ってキレるような人なら直情径行ということで、まったく銃を持つ資格なんてありませんしね。
実際には初心者だから1本しか所持できないとかの法律は無いし、同じ県内でも初年度から2本、3本所持できた人を何人も知っています。
しかし、銃という危険な道具の所持に関してはこれくらい審査が厳しくて当然だと思います。
そういう意味では私の所轄の担当者は「為すべき仕事」をきっちりとしている優秀な警察官だと言えますね。
猟銃の所持に関しては、はっきり言って「なんでこの人が銃を持てるんだ!?」っていう人を知っていますし、これだけ審査を厳しくしても事件や事故が無くなるとも思えません。
一方で、こんなにハンターに対する銃所持の審査や手続きが厳しいと、これからの日本の自然環境と鳥獣による農業・林業・一般市民の被害のことを考えたら微妙なところですね。
これからハンター人口は間違いなく激減します。
ハンターが激減して野生鳥獣による被害が看過出来ないほど大きくなった場合はどうするのでしょうか?
街中や里山にクマやイノシシが出現して、一般市民が犠牲になるようなことが続発したら…。
(現在でも一部地域でそういった被害が出ていますね)
初心者の私ですが、これから10年間くらいの狩猟を取り巻く環境について、興味深く眺めたいと思っています。
次は立ち入り検査です。
果たして許可は下りるのか(笑)!?