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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

久しぶりの有害鳥獣捕獲

猟期が明日から解禁という日に、被害申請がでているので有害鳥獣捕獲活動です。
ハンターが出来る社会貢献ということを考えると、出来る限り参加したいので出動!

場所は、初めて有害鳥獣捕獲活動に参加させてもらった場所の島。
漁船をチャーターして出発です。
2010.11.14久しぶりの有害鳥獣捕獲1




この島は広葉樹林と竹林が主な植生です。
2010.11.14久しぶりの有害鳥獣捕獲2

全国的にドングリが不作と言われている今年もかなりの量のドングリや椎の実が落ちていますね。
2010.11.14久しぶりの有害鳥獣捕獲3

山に入ると所かまわずイノシシに掘り返されています。
2010.11.14久しぶりの有害鳥獣捕獲2

これじゃあ野菜作りが出来ないのも無理ないですね。



この日は結構苦戦して、半矢で逃走されたり、犬が咬み倒しても場所が分からなかったり…。
私も逃げ去る10kgほどの子イノシシを見たけど遠くて撃てず。



昼過ぎになんとか60kgくらいのメスイノシシを1頭ゲット!
ドングリをたくさん食べてよく脂が乗っています(笑)。
2010.11.14久しぶりの有害鳥獣捕獲4


まだ気温が高いので、すぐに腹抜きをして海中に沈めます。
2010.11.14久しぶりの有害鳥獣捕獲5




珍しいので眺める島の皆さん。
2010.11.14久しぶりの有害鳥獣捕獲6





2010.11.14有害鳥獣捕獲3
このおばあさんは
「野菜を作っても作ってもちっとも人間の口には入らん。
もうこの島の人口よりもイノシシの方が多いじゃろうねぇ…」
と哀しそうに呟かれていました。。。





今回はお土産にお魚をいただきました。
2010.11.14久しぶりの有害鳥獣捕獲8


ありがとうございま~す。



さあ、明日から2回目の猟期だけどこちらも頑張るぞ(笑)!




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最近ウリボウばかりだなぁ

本日も有害鳥獣捕獲に出動してきました。
とにかくイノシシの被害が多いですね。


今年は山の木の実が不作だそうで、熊による人への被害が連日報道されていますが、熊のいない地域でのイノシシも同じような状態です。

山の栗を見てみますが、きれいに食べられていますね。
2010.10.16ウリボウ2

なんとか見つけた1個(笑)。
2010.10.16ウリボウ3


本日の参加人数は7名。

山の獣道を見て回りますが、どこを通ってもおかしくないほどたくさんの獣道があります。
ちょっとこの人数じゃあ厳しいなぁ。

犬が止めてくれて勢子が仕留めるのが確実な感じですが、数本の本命と見られる獣道に待ち(射撃手)を配置してスタート。




秋晴れのいい天気だけど、待ちに付いていたら結構寒くなってきましたね。
2010.10.15ウリボウ5



30分ほどで犬の起こし鳴き。
その後すぐに
「プギープギーッ!」
と子イノシシを押さえる声。

2匹刺し止めて終了。
2010.10.15ウリボウ4

2010.10.15uribou


子連れイノシシの場合、犬が見つけて吠えたてると子イノシシが真っ先に逃げ出すので、どうしても犬がそちらを追いかけて行きます。

子イノシシを止めている間に親イノシシは逃走。
最近、このパターンでやられてばかりですね。


う~ん、難しい~!!




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合同有害鳥獣捕獲

私の所属している猟友会の有害鳥獣捕獲隊は、通常北部班と南部班に別れて活動しています。
それぞれの地域の猟場に詳しいハンターがいますし、移動距離も短くて効率的ですしね。

で、今日は北部班と南部班の合同有害鳥獣捕獲日です。
私は合同有害鳥獣捕獲は初めての参加。

早起きしてちょっと遠くの集合場所へ。
2010.10.05合同有害鳥獣捕獲2

全員で20名ってところですかね。
私は北部班なので、南部班の方と共猟するのは初めてです。

てっきり大人数で大きな山を取り巻いての有害鳥獣捕獲なのかと思っていたら、それから北部班、南部班に別れて別々に巻き狩り。
「意味ないじゃん!」
とか思ったけど、同じ時間に同じ地域で有害鳥獣捕獲をすることに意味があるようですね。



最初の山ではこんな待ち。
2010.10.05合同有害鳥獣捕獲3



待ちに付いたとたん上方から3発の銃声。
ウリボウが3頭出て1頭は射手が仕留め、1頭は犬が噛み留めました。
2010.10.05合同有害鳥獣捕獲


猟期だったら「大きくなってまた会おうね~」というサイズなのですが、今日は有害鳥獣捕獲。
小さなウリボウでもすぐに大きくなって畑を荒らす立派なイノシシになるので、獲るのが隊員の仕事です。

それにしても見事な保護色だ!


結局親は抜けられたようです。




2ラウンド目。
待ちはこんな感じです。
2010.10.05合同有害鳥獣捕獲4

待ちに付いていると雨が降ってきて、だんだんと本降りに。
最後は土砂降り。

雨具は持っていなかったので、濡れそぼりながら待ちます。


待ちに付いている時の雨は辛いものです。
濡れるということ以上に、暗さや雨音が邪魔をして獲物の気配を感じることに集中力が必要です。

獲物の足音は聞こえない、姿は見えにくい。
その状態でジッと集中して待つので山を降りると通常の3倍くらい疲れる感じがしますね。



そんな状態ながらも、山の中で気配を殺して潜んで待っていると日常生活では感じることのできない様々な感覚を味わえます。
雨の温度、木の枝や幹の揺らぐ音、鳥の声、木の実が落ちる音、たくさんの虫の気配…。

人間社会にいると様々な問題があり、軋轢があり、ストレスになることも多いのですが、自然の中に自分の身を置くことによって感じられることも多く、「生命体としての人間」の存在を考えさせられることもしばしば。




結局この山はイノシシはお留守でした。

猟期だったら「入りの足跡」と「出の足跡」を確認して確実にイノシシが居ついている山を割り出して巻き狩りをするのですが、被害報告がある地域を優先する有害鳥獣捕獲はその点で難しいですね。
猟期は全員が大物猟をしているわけではないので、メンバー各人のレベルの差も大きいようです。






(追記)
先日購入した地下足袋を使ってみました…。
2010.10.05合同有害鳥獣捕獲5

見事に多数の葉っぱが突き刺さっています(笑)。

おかげで車の足元が枯葉だらけです(爆)!


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イノシシの丸焼き!

夕方までかかって獲ったイノシシ。これから解体です。
しかし、この時間から3人で捌くとなるとかなり遅くなるなぁ。


そこでこういうものを取り出します。
雑草を焼き払う業務用バーナーです。
2010.09.27イノシシの丸焼き1


これで…






ファイヤーっ(爆)!!!
2010.09.26イノシシの丸焼き2






はい、イノシシの丸焼きの出来上がりです(笑)。
2010.09.27イノシシの丸焼き5


こんがりと焼けたイノシシ肉を頬張りながら、今日の反省会と慰労会です。

これでヤシ酒とかあったら、気分的にはかなり「ジャングルの中に住む少数民族」って感じなんですが(爆)!

まぁ、なんとかイノシシも獲れたし今日も一日お疲れ様でした。




















ってな訳にはいきません(笑)。


これは毛焼きをしたところです。
一部地域でこういう処理の仕方が行なわれることは聞いていましたが、まさか実際に見れるとは…。
聞いたら、ダニを殺すためにこの方法にしたそうです。

ダニは宿主が死んだとわかると、宿主から離れ新たな宿主を探します。
この場合、飼っている犬や人間が狙われます。

実際、皮剥ぎをしている時にダニが足元からよじ登ったりしていることはしょっちゅうです。



焼いた毛はコテでこそぎ落とし、イノシシの表面をきれいに水洗いします。
2010.09.27イノシシの丸焼き3

それから内臓を出し、水槽の中に漬けて温度を下げます。
この時点でお一人は用事があり帰宅。



それから2人で皮剥ぎ。
毛を焼いた匂いが肉に移っているんじゃないか?とも思いましたが、意外に問題なさそうです。



それから解体。こんな感じ。
2010.09.27イノシシの丸焼き4

更に骨抜きをして、お肉だけの状態にします。


終わったのは夜の9時。
さすがに疲れました。


解体や処理の方法は、地方やグループによって色々なやり方があるようですが、貴重な物を拝見させていただきました(笑)。


久しぶりのイノシシ

イノシシ有害鳥獣捕獲に行ってきました。
先週は普通の登山に行ったので、銃を持って山に行くのはずいぶん久しぶりな感じがします。

イノシシによる被害が出ている地域の山を昼ご飯も食べずに3ラウンド攻めますが、まったくイノシシが出ません。
久しぶりの猟なので張り切っていたのですが、なんだか拍子抜け。

被害が出ている地域にイノシシが居ついていたらいいのですが、エサを求めて移動している場合は、巻き狩りをする休日に都合よく被害地域の側の山に寝てくれているとは限りません。

猟友会としては被害が有り、駆除申請が出ている地域をしらみつぶしに回りたいのですが、如何せん被害地域が多すぎます。
それほど現在、有害鳥獣による被害は増加しているのです。
おまけにハンターの高齢化、ハンター人口の減少。


3ラウンド終わった時点で午後2時。
この時点で解散です。




帰途につこうとすると勢子の一人から携帯に電話。
「まだ元気あるかい?あるならもう1ラウンドやらないか」

実はこの方は猟期中はほとんど単独猟でイノシシを仕留めているので、その猟法に興味があったのです。
すぐに合流しますが集まったのは3人。
一人は80歳を越えるご高齢なので、勢子の人と私が走り回ることになりそうです。


山を見て回り、通常の巻き狩りなら待ち伏せする射撃手の本命であるような、イノシシが小さな山から大きな山へ渡る獣道。
真新しい足跡がドカドカ着いています。
2010.09.26ひさしぶりのイノシシ
こんな場所には大音量のラジオを設置!

通常の巻き狩りはイノシシやシカを追い出して、逃走路に射撃手が待ち構えて仕留めるやり方ですが、単独猟はそれじゃ逃げられてしまうのでダメ。

結局、大山に通じる主要な獣道に合計3つのラジオをセットしました。


大きな山からせり出した、3つの小山の中にイノシシを留めておく作戦のようです。

大体の地形と太陽の方角を確認してスタート。
勢子を待ち受ける人数も2人しかいませんので、一つの谷全部が受け持ちっていう感じです。

開始して小1時間で猟犬がイノシシを出しますが、山2つを越えて逃走!
犬はそのまま追っています。
勢子の持っているGPSで見ると同じ場所で膠着状態が続いているので、犬がイノシシを止めています。

「急いで行かないと犬がイノシシにやられる!」
勢子の人から指示をもらい、私はそのまま直線距離を全力疾走。
勢子の人は一旦車に引き返し、車で現場に向かいます。

山を2つ越え、なんとか犬のマーカーの入る場所を探します。

息は上がり、心臓はバクバク。足も重い…。
それでも五感のすべてを最大限に働かせながら、山を登り崖を下り現場に向かいます。

マーカーが入り犬の鳴き声が聞こえだした場所は、女竹とツタのものすごい藪。
銃に弾を込め、忍び足で犬の鳴き声の方向に急ぎます。


「ドッガ~ンッ!!」
すぐ近くの土手向こうから発砲音。

勢子の人も近くまで来ていて、先に勢子の人がイノシシを撃ったようですね。
すぐに無線で「オレもすぐ近くまで来ているから!」と伝えます。
藪深い場所での誤射を防ぐためです。

合流して状況を聞きます。
「小さめのイノシシの腹に当たった。また藪の中に逃げ込んで出てこないのよ。
この藪の深さだから犬もどうにも出来ない」

藪の中でゴソゴソしてるし、犬が鳴き止まず応戦しています。
「オレが反対側から追い出します。出たところを撃ってください」

中はこんな女竹のトンネル。
この上にツタが被さって、中は薄暗い状態。
2010.09.26久しぶりのイノシシ3

狭くて銃は使えないので銃を置き、ナイフ1本を頼りに犬の鳴き声に向かって這い進みます。
「このままこちらに突進してきたら、スキを突いてナイフで止めるしかないな」
とかドキドキしていたら、反対から銃声。
どうやら勝負ありです。


2010.09.26久しぶりのイノシシ2
約45kgの産まずのメス。


2010.09.27イノシシの丸焼き
引っ張り出していたら、夏前に肉離れをおこした右のふくらはぎが攣ってしまい、残りのお二方に運んでもらっています。
力仕事は若い者の仕事なのにすみません…。



2010.09.26ひさしぶりのイノシシ5
1時間以上も鳴いたり噛んだりでイノシシを止めてくれたワンコ達。
よしよし、よく頑張ってくれたね。ケガがなくて良かったよ。




この時点で5時半。
はぁ、さすがに疲れました~(笑)。



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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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