
3月15日をもちまして、初めての猟期が終了しました。
事故や怪我が無く、無事に終猟を迎えることができました。
山の神様、ありがとうございました。
また多くの獲物との出会いがあり、恵まれもしました。
ひとえに教えをいただいた、多くの良き先輩ハンターの皆様のおかげです。
ありがとうございました。
初めての猟期を振り返ってみると、新人のルーキーイヤーとしてはかなり濃密な時間が過ごせたのではないかと思っています。
思い起こされるのは反省点ばかりですが…(笑)。
初めての猟期は覚えることばかり。
場所や地形、獲物の習性、猟銃や使用道具の知識、獲物の解体方法…。
数えれば限がありません。
本業の仕事のほうも忙しく、山を歩き回るのに慣れていないのもあって、肉体的にもきつかったですね。
猟期が終わってホッとしているのも本音です(笑)。
しかしとても楽しく、4ヶ月があっという間に過ぎてしまったのも事実です。
狩猟を始めて良かったと思えることが2つありました。
1つは皆さんから下の名前で呼んでもらえることです。
私は基本的に親父と一緒の出猟で、猟行は親父の猟友の方とご一緒させてもらいました。
親父は姓で呼ばれていますから、息子である私は下の名前で呼ばれます。
社会生活を送る中では中年という年齢で、ほぼ100%姓で呼ばれますが、狩猟の世界でそうやって名前で呼ばれた経験は、何だか少年時代に戻って親戚の人や長年の親友と話をしているようで、少しおもはゆく心地よい出来事でした。
2つめは先輩ハンターの皆さんのことです。
サラリーマン社会では「ものを獲って食う」なんて事をしていると異端児扱いされる私ですが、狩猟界では皆そんな人たちばかりです(笑)。
みんな狩猟のことで少年のように目を輝かせ、還暦を過ぎた大人が元気に野山を駆け回っています。
狩猟が大好きで一生懸命なのです。
元気な(元気すぎる?笑)大人たちです。
やっぱり大人たちが元気じゃないとダメだよな~!
大好きなことがあって、そのことに一生懸命な人たちと過ごす時間というものは、とても素晴らしいものでした。
たくさんの皆様に感謝です。
自然からの恵みに感謝です。
そして、四季があり美しい自然を持つ日本という国で、いつまでも狩猟が続けられる自然環境が守られることを切に願ってやみません。