「美味いトンカツが食べたいなぁ…」
仕事中に何気なくそんな事を思います。
というのも、少し前に外食した時にトンカツを食べたのですが、肉の味がしなかったのです。
いや、きちんと味はしたのですが、肉の味が極端に薄いというかソースの味だけという感じ。
これは毎年のことで、猟期に野生鳥獣のしっかりした旨味のある肉を食べていると起こります。
某フライドチキンは塩とスパイスの味しか感じないし、焼き肉屋で食べる牛肉も飼料臭く(特にトウモロコシの匂い)感じます。
一般的な家畜や家禽では、肉本来の旨味が出る前に出荷されてしまうんですよね。
肉の味は食べたエサに大きく左右されますし、成長が一段落した時点で与える飼料と家畜の成長率の費用対効果が求められる畜産業では当然なことだと思います。
そこで少し家畜や家禽の出荷日数を調べてみました。
豚は半年、ニワトリは40日~50日くらい。
某世界的に有名なフライドチキンのお店は37日で出荷すると書いています。
自宅でニワトリ(ホシノさんズ)を育てた時のことを思い出しますが、ヒヨコから初卵まで半年以上かかった記憶があります。
「それじゃあ、肉はグニャグニャと柔らかいだけで、旨味も何も無いよね…」
妙に納得。
そして「美味いトンカツが食べたい」と思っていたら、突然閃きました!!
「あっ、あるじゃないか!タイミングよく最適な肉が…。よし、今夜はイノシシ肉でカツを作ろう!!」
というわけで取り出したのがこちら。
冷蔵庫で熟成中のイノシシの背ロース肉の塊。

脂身が厚すぎたので少しカットしました。
適当にカットして、味付けはシンプルに塩コショウのみ。

普通にパン粉を付けて揚げます。
揚がったばかりの熱々のイノシシカツに包丁を入れると、サクサクした衣の間から肉汁が溢れます。

「う~ん、美味そうだ♪」
自分でカットして、肉の様子を見ただけで口の中にはヨダレが一杯に溜まります。
最初は塩とレモンで。
次はとんかつソースをかけていただきました。
「ああ、旨い♪ しっかりとお肉の味がして本当に美味しい…」
ちょっと感動。
やはり、野生を駆けまわったイノシシと狭いゲージの中で育てられた豚は別物と言う感じ。
久しぶりに美味しいトンカツ(イノシシカツ)を食べました。
今日も自然の恵みに感謝です。
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思い出しますな( ・∇・)
味皇の様に「二度揚げだ!このカツは二度揚げているんだ!そうだな?じゃん君!」
と1人ミスター味っ子をしながら食して欲しいものです。
しかし美味そうですな( ̄▽ ̄)
野生肉食べてると、家畜の味の薄さや鶏肉の薬臭さが気になりますよね。
以前、家内がトンカツ屋でパートしてましたが、家で揚げたシシカツのほうが断然美味いと思いました。まさに猟師の特権ですね!
画像でお腹減ってきました……ԅ(¯﹃¯ԅ)
親鳥(廃鶏)を頂いた時に思いました。
若ければいいってもんじゃないと…(負け惜しみでは有りませんよw)
二度揚げです。
実際の所、肉質もしっかりしているし厚みもあるので、二度揚げしないと火が通りません。
最高に美味しかったです♪
普通のお肉が食べられなくなるという…。
しかし私なんかは、猟期が終わると普通のお肉も「美味い美味い!!」と言って、バクバク食べているんですけどね(笑)♪
お元気にされていましたか?
我ながら「美味そうに撮る」ことには上手になってきた気がします(笑)。
でも実際凄く美味しいのです。
親鳥、美味しいですよね!!
私も見つけたら躊躇せずに買います。