釣り上げたマハタを調理しました。

釣ったその日のうちに内臓とエラだけ取り除いていたのですが、腹を開いて内臓を出した段階で「これは美味いに違いない!」と確信。
腸や腹腔にタップリと白い脂が詰まっていたからです。
魚や狩猟鳥獣全般に言えることですが、やはり痩せた個体や、産卵(出産)後に体力を使って脂肪がないものは肉も美味しくありません。
私は魚を捌くことは苦にはならず、逆に好きなことです。
初めてのマハタ、それも丸々と太った極上の個体となれば、いやでも期待に胸が膨らみます。
翌日、調理前に出刃包丁を研ぎ上げ、皮身と骨の境目に刃を入れます。
「弾力質の皮としっかりと張りのある白身だ。それにしても身の厚みが凄い…」
太く硬い骨とは裏腹に、しっとりとした身質であることが刃先から伝わってきます。
集中していたために、残念ながら調理中の写真無し。
まずは刺身。

柵に引いた切れ端を口に放り込んでツマミ食い。
「あ、美味いっ! 上品な白身だけどしっかりと旨味がある。弾力感もいい…」
巨大な肝は、茹でて氷水で〆て肝刺し添え。
刻み葱と和えながら、こちらもちょっとだけ味見。
「うっ、これは冷酒が欲しくなる!」ということで、陽が高いうちから日本酒を開けます(笑)。
刺身を箸にとって醤油をつけると、醤油の表面に薄っすらと油膜が張ります。
いよいよ実食。
「ああ、旨味が濃い。大きな魚なのにキメが細やかで、なんて深い味なんだ…」
かなり感動♪
こちらは茹でた胃袋と皮。

一味唐辛子を薬味に、ポン酢でいただきます。
酢モツと鶏皮の魚版と言えば近い感じです。
胃袋はコリコリ食感。
皮はプリプリ食感。
どちらも口の中に入れると熱でゼラチン質が溶け、唇周りにペタペタとくっ付きます。
更にクイクイと冷酒を飲まないわけにはいきません。
きっと明日は不必要にお肌がツヤツヤになることでしょう(笑)。
〆は熱々ご飯の上に刺身と肝をたっぷりと載せ、ワサビ醤油でいただきました。
「熱々ご飯にレア肝ワサビ醤油の絡み具合が最高過ぎるっ!!」刺身をガッツリ食べ、酔いも回って気持ちよくなり、そのまま寝落ちしたのでした。
今日も自然の恵みに感謝です。
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これは反則!
猟師をヤメて漁師になりま~す!
ってくらい、衝撃的な記事です。
ごちそうさまでした!
興味深い記事が沢山です。
時々立ち寄らせてもらいます。
刺身でぬる燗、皮と胃袋で焼酎ロック、キモで生酒と進んでしまい 昼近くになってやっと動けるようになりました。
羨ましい☺️
梅雨が明けたらハゼ釣りくらいはいこうかなぁ・・・。
その時の経験を思いっ切り生かして美味さを表現しています(笑)。
将来はレストランなどの口コミで、ゴーストライターでもして小銭稼ぎをしてみようかしら。
(ウソです)
時には買った方が安いことも…(笑)。
でも、そんなこと関係なしに「プライスレスの味」ですね。
美味しかったです♪
これからもよろしくお願いします。
私の写真と記事は箱罠のエサだと思ってください。
そうやって釣り好きな若人が、狩猟界にも嵌ってくれたらいいなと思います♪
メチャ美味しかったですよ。
次の料理もアップしたいと思います。
ウロコなんかも好きですね。
なので不必要なほどに肌がツヤツヤしていますが、ハゲには効かなかったようです…(涙)。
美味しんぼの連載が始まった時は衝撃的でしたね。
文字と写真でヨダレが出るブログを目指します(笑)♪