「経験したことのない猛烈な風」「命を守る行動を!」と、呼びかけていた台風10号もそれなりの備えのためか、思ったほどの被害もなく通過。
(被災された方には心よりお見舞い申し上げます)
そんな台風明けの日の朝のこと。
出勤して会社構内ゲートを通過し、車を走らせていると違和感。
「あ、何か嫌なものが見えちゃった気がする!」

視界の片隅に入ったものは荒れた地面。
駐車場に停めて現場確認に向かいます。
「むうぅ、今年も出たか。去年境界フェンスに開けられた穴を潰して補修したから大丈夫だと思ったんだけどなぁ…」

勤務する会社敷地内に真新しいイノシシのカセギ(エサを求めて地面を掘り返した痕跡)を見つけ、正直うんざりします。
と言うのも昨年イノシシに掘り返された芝生を整地し、破壊されて出入り自由になった境界フェンスを補修した費用がビックリする程の金額になったからです。
見切り(足跡の大きさやエサを食べた痕跡から、イノシシの大きさや頭数を確認すること)をすると、20㎏くらいの大きさの子イノシシが複数頭(3頭くらい)。
2~3日続けて出てきている感じ。
皆同じくらいの大きさだから、同腹の兄弟だろうな。
母親の足跡はない。
まだフェンスの外で安全かどうか様子を伺っているのか、それとも不慮の事故で死んだのかは不明。
数年前、会社の敷地内にイノシシが出始めた頃は
「お!仕事をしながらイノシシの見切りの練習ができるなんて最高じゃないか♪」
などと呑気なことを思っていたものです。
しかし毎年毎年、夏の草刈りが終わったら食べやすくなるからでしょう。芝生が掘り返されてボッコボコ。

私の仕事に直接は関係ないのですが、なぜか私の所に「どうにかして!」的な話が舞い込んできます。
(しかも会社で一番偉い方から直々に)
「いやいや、私は猟銃を使ったハンターなので市街地近くのこの地域で銃を撃つことは出来ませんし、狩猟が出来る期間も決まっているから無理なんですよ」
その度にそんな説明をします。
ウチは敷地の芝生や植込みを荒らされるくらいだけど、これが農家さんの収入源の米や野菜なんかだと本当に死活問題だよな…。
去年は猟期が始まって知り合いの猟師さんに箱罠を仕掛けてもらいましたが今年はどうしよう。

(去年獲れたイノシシ)
いっそのこと新規事業として認定事業者の申請を出して、社内に有害鳥獣捕獲部署を作ってもらったりしてね。
まあ、腕が悪いから無理だろうなぁ(笑)。
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ゆうべ、40kgくらいのが2頭出てきてました。
箱には入らずです。
草を刈るとひっくり返しやすくなって、土の中のミミズを食べやすいんでしょうね。
「今年は大丈夫かな~」
と思っていましたが、かなり甘い考えでした(笑)。。。
頑張りま~す♪
仕事どころではなくなるかな。。。
こちらの方も酷いです。
区長さん直々に「何とかして」と。
どうやら私も本気モードにならざるを得ないようです。
でも、掘じくるくらいいいと思いませんか?
・・・・・
ユンボが無いと復旧できないくらいなんですけどね(-_-;)
敷地境界線のフェンスを破壊したり、芝生が道路まで散乱したり…。
おまけに80kgを超える大きなイノシシが、人間を恐れずに出没するようになったので人身事故が一番心配です。
うう、アマゾネス軍団に追い払いをお願いするしかなさそうです。
残念ながら狩猟免許取得までは至りませんでした。
私と同じように「よっ!イノシシ殺し!!」と言われるのが嫌だったのかもしれません(笑)♪
俺のブドウ園周りも、昨日ユンボで半日かかって、埋められた水路掘ったり園周利をならしました。
奴ら穿るね~~ホントに穿りまくってます
駆除隊に属していないから駆除も出来ませんが、農家に認められてる囲い罠でも作って一網打尽にしようかとも思いますわ
家は米農家なのでネズミは大敵、外で飼ってるネコ4匹に守られてます~
蛇は苦手なのでやっぱりネコですね~ 以前、猫がいなかった3か月の間にトラクターと乗用車の配線をネズミに齧られた事ありますわ
家を守ってくれる共存できる動物って大事ですね
本当は犬も放し飼いできれば、イノシシやサルやクマから農作物を守ってもらえるんですが・・・時代がね~~
kuma仙人さんも言われるように放し飼いの猫や犬って一昔前は重要な役割をしてくれていたのだと思います。
家や田畑を守ってくれていたんですよね~。
でも時代が許してくれませんよね。
特に犬は。
色々な事が難しい時代ですね。