「鯛が釣れているから来いよ!
この前みたいにボウズで帰らせたままだと本職としての沽券にかかわる!!」
海の漁師をしている兄貴からの連絡。
「えぇ~、ホントにいぃ~!?この前もそんな事言ってたような気がするけど・・・」
そうは言っても竿を出さない以上、魚は釣れません。
「男には負けると分かっていても戦わなくてはならない時がある・・・」
早めに寝て夜中の2時に起き出し、某宇宙海賊キャプテンのセリフを思い起こしながらゴソゴソと準備をします。
(こんな気持ちが釣れない原因なのでしょう。笑)
車をカッ飛ばし、夜明けと共に出船。

「これを使え。オレが作った自作タイラバ『激熱!タイガーⅠ号』だ」

「実戦で鍛え上げた秘密の工夫が満載だから、エビなんか付けなくても絶対に釣れる!!」
「えぇ~、ホントにいぃ~!?(なんか見た目ショボイ感じなんですけど・・・)」
とりあえず『激熱!タイガーⅠ号』をミチイトに結び水中に落とします。

着底。巻き巻き巻き・・・。
「大体こんなルアーとも呼べない感じの疑似餌を落として巻くだけのアクションで釣れると思えないんだy・・・」
と思っていたら弓なりに竿が絞り込まれます。
「来たよ!ホントに来たっ!!(←ここら辺がダメダメ)、これは凄い引きだ!!!」唸りを上げるドラグ(リールに付いた、ミチイトに一定の負荷がかかると送り出す装置)。
引き出されるラインをやり取りしながら、まだ見ぬ大鯛に胸を膨らませます。
「でかいぞ。慎重にな・・・」
何度も竿先を引き込まれながら魚影が見える所まで引き上げ、船縁で兄貴がタモ網を構えます。
そうして上がってきたのは~。
ブリ!「相変わらずお前は変な運が強いよな!これだけ鯛が釣れてる中、僚船でブリ上げた人なんかおらんよ」
「いや、狙ってるのは鯛であって、いつもなら嬉しいだろうけど今回ばかりはブリ釣っても嬉しくないんだけど・・・(涙)」
「今回も鯛はダメか・・・」
と思いますが、すぐにそれは杞憂に終わります。
直後にガツンと引っ手繰られる『激熱!タイガーⅠ号』。
そして上がってきたのは~、
3.6kgの真鯛♪頭の中で流れる「ロッキー」のテーマソング♪♪♪
余韻に浸りたい所ですが、すぐに仕掛けを点検し、食い気の立った鯛の群れを逃さないよう再度『激熱!タイガーⅠ号』を投入することを繰り返します。
職業漁師の兄貴は「数釣ってナンボ」なので、電動リールの二刀流で次々と鯛を釣り上げます。

「釣り人はデカイ鯛ほど喜ぶだろうけど、オレ達はそうじゃないんだ。
2~3kgの鯛で、鮮やかな赤色の体色をした鯛がkg単価が一番高いから嬉しい。
婚姻色が出て褐色になったり、大き過ぎたりすると単価が安くなる上にやり取りに時間がかかるから嬉しくない」

「デカイ鯛は大味になって不味くなるから単価安くなるの?」
「いや、料理するのに使い勝手が悪いから。大きな鯛を喜ぶのは優勝力士くらいで、デカすぎる鯛って料理屋でもあまり見ないでしょ」
「そっかぁ~、色々と難しいのね」
青い海底から上がってくる真っ赤な鯛♪

う~ん、このコントラストが美しい!
私は大小合わせて6枚の鯛(とブリ。アラカブなど諸々)を釣り上げ終了。
バンバン釣り上げていた兄貴ですが、いつもよりも漁果はかなり少ないそうで不漁。
普通の釣り人なら大満足な結果なんだろうけど、職業漁師となると大変なんだろうねぇ。
最初に釣ったブリは5.5kg。

私の釣った鯛で一番大きかったのは最初の3.6kg。

だけどようやくタイラバ釣りでまともな鯛を上げることが出来ました!
やたっ!!
兄貴、ありがとう♪
今日も自然の恵みに感謝です。
↓ブリだけで止めてたらおもしろかったのに!!と思った方はクリックプリーズ(笑)♪
にほんブログ村
にほんブログ村
- 関連記事
-
スポンサーサイト
当方の釣り場である内湾O湾の外海との入口、S橋。ここで真鯛が釣れるとチヌが内湾に入ってこれずに、逆に五島あたりで爆釣になるという説もあるのですが…
どちらにせよ今度もうンまい蒲鉾が作れそうで、何よりです。(^_^)
PS.スナネズミが居ないとコンプとは言えません。当方がじゃんさんの家の床下に放しておいてあげますよ♪(笑)
(・д・ = ・д・)イエハドコカナ?
(^o^)/
ブリは、こちら今、何故かよく釣れてるそうです。
近くの駐在さんも、夕まずめに
オカッパリからルアーを投げに行ってます。
(≧∇≦)
ああ、そう言えばスナネズミさんがいたかぁ~。
今度カヤネズミをもらってこようかな♪
久しぶりに『動物のお医者さん』読み返したくなりました(笑)。
ええ!?おかっぱりからブリが釣れるのですか?
そ、それは羨ましいです!!
卵も適度に大きくなり始めていたので、真子の煮付けを作りましたよ♪
ええ、天然ものです。美味かったです♪
今度遊びに行くね
大分にも遊びに行くね~(^^)/。