「キジの肉はパサパサしていて、たいして美味いもんじゃない」

そうですねぇ、大きな体に美しい羽毛を纏ったキジは、狩猟鳥獣の中でも獲った時の達成感はかなり上位にランクされると思うのですが、そう言うハンターの気持ちは分かる気がします。
美味しい脂身が少ないし、ジビエらしい濃厚感に乏しいし(クセが無く食べやすいともいう)、足の肉には針金のような腱がたくさんあって食べにくいし・・・。
しかしキジは美味い鳥です。
骨からは濃厚なスープが取れるし、しっかりと熟成させれば見違えるほど旨味は出るし、熟成させた肉だと簡単に腱は外せます。
まあ、個人の好みですけど、他の人は臭くて食べないというタヌキでも「美味い!」と食うような私が言う事なので、全く信憑性はないでしょうけど・・・(笑)。
さあ、寒くなってきたので今日はキジ雑炊を作りましょうかね~。
骨から取った黄金色のスープが旨味たっぷりで幸せな気分になれるんだよね♪
キジの熟成は個体の損傷具合にもよりますが、私の場合、様子を見ながら1週間~2週間。
散弾銃で獲った場合、損傷が大きいと血肉が多く熟成させ過ぎると腐敗します。
上手く熟成させるとシットリとした感じになり、肉も柔らかく香りも良くなります。

上が胸肉、下が腱のある腿肉。
腿肉は骨抜きを行い、大きな毛抜きで足の健を引っ張ると簡単に外れます。
(右側の糸のようなものが抜き取った腱。硬い!)
そして骨を圧力鍋で煮てスープを取ります。

洋風の料理にしたりする時はこのスープを煮詰めてソースを作るのですが、独学のなんちゃって洋風料理しか知らない私は雑炊の出汁にします。
味付けはシンプルに塩、チョッピリの砂糖。香りづけ程度に醤油を垂らします。
お肉は中心部にほんのりピンク色が残る程度に熱を通し過ぎないのがコツ。
熱を通し過ぎるとパサパサの食感になります。

溶き卵をくわえて、パラパラと小ネギを散らして・・・、
ズズゥ~!はあぁ、このスープに浮かぶ骨から出た黄金色の脂が美味いんだよねぇ♪
ああ、体が温まる・・・。
今日も自然の恵みに感謝です。
狩猟の魅力まるわかりフォーラムHP↑会場でパネル展示していただいています。
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そういえば、キジゲットしていたのですね!
おめでとうございます!
脂がとっても美味しそう♪
キジの滋養で早く良くなれ~
適当で、穣の多い一年でありますように (^_^)/
身の回りの近くにいらっしゃるというのがやっぱりでかいですね!
なかなか素人がぱっと入るのは難しそうですね。
しかし色々ハンティングさすがです!
ふふふ、実は色々ゲットしていたりするのですが、疲れて記事を書けないことも多いのです(笑)。
はい、今年は適当!に遊びますよ!!
適当に頑張って帯状疱疹が出ない程度に・・・(笑)。
おもしろい世界ですよ。
ご興味がおありでしたら、あまり深く考えずにチャレンジです!!
是非この素晴らしき泥沼の世界へ(爆)!