2回目となる猟銃所持許可証の更新手続きに行ってきました。
基本的には
前回と同じ。
相変わらず必要書類が多いよなぁ(↓必要書類以下)。
・猟銃等所持許可更申請書
・使用実績報告書
・同居親族書
・誓約書
・経歴書
・診断書 (精神保健指定医等が作成のもの、かつ6ヶ月以内のもの)
・経験者講習修了証明書のコピー
・技能講習修了証明書(私は有害鳥獣駆除活動に従事しているので、行政の発行する駆除従事者証明で代用できます)
・領収証紙納付書 (証紙代 基本銃7,200円 基本銃以外4,400円/本)
・身分証明書(本籍地で取得。破産手続きの決定を受けて復権を得ない者に該当しない旨の市町村の証明書)
・写真 2枚 36mm×24mm (基本銃の場合のみ必要)
・狩猟免状のコピー
・印鑑
端折って言えば「私はこんなに安心安全で心身・財産面共に健常で、所持している猟銃もきちんとした目的があって所持して使用実績を証明し、家族構成や職務経歴なども嘘偽りのない善良な市民ですよ」ということを証明するために必要な書類です。
「こんな煩雑な手続きが必要だから若い人がハンター(特に必要とされる銃砲所持ハンター)にならないんだよ」
という声も色々な方面からチラホラ聞きますが、私はそうは思いません。
どうしても銃砲を所持して狩猟をしたい人は煩雑な手続きをクリアしてでも所持するし(そして所持し続ける)、猟銃という危険な道具を持つ以上は法令で決まった必要項目なのでウダウダ言っても始まらないからです。
事前に警察署から必要書類をいただいて来て、病院や市役所や猟友会の事務局を訪れて必要書類を集めました。
しか~し、3年前の最初の更新の時は気合を入れて早めに書類を集めていたのですが、日常の忙しさと相まって2回目ともなるとどうにも気合が入りません。
取得するのに時間がかかるものは事前に収集したのですが、自分で書き込む必要のある書類などは記入が延び延びになってしまいました。
なんとか自分に発破をかけて必要書類を揃えるとヘトヘト(笑)。
それから所轄の警察署の生活安全課に連絡して、更新手続きを行う日取りを打ち合わせます。
年末なのでかなり難航しながらも、3日くらい担当警察官のスケジュールが明いている日をピックアップしていただきます。
そしてもう一つ難関が残っていました。
保管状況確認と家族への聞き取りを行うのと同時に近隣住民への聞き取り調査が行われるのですが、昨年末に中古住宅を購入したので聞き取り調査の対象者を誰にするかです。
(それまでの賃貸住宅ではマンションの大家さんにお願いしていた)
まぁ、自宅で獲物を捌いていたりしたので周辺住民の方々も薄々は分かっていたと思うのですが(笑)、改めてお願いするには慎重にならざるを得なかったのです。
銃砲所持や殺生をする狩猟に関して一般の方が嫌悪感があることは充分理解ができますし、自分の所持する猟銃の盗難などのリスクは出来るだけ低減する必要がありますしね。結局、一番交流のある釣好きのご近所さんにお願いすることにして、菓子折りを持ってご挨拶に伺いました。
「え~、実は私は趣味で狩猟を行っていまして猟銃を所持しています。その所持許可の三年に一度の更新のために、担当警察官によって自宅への立ち入り検査と近隣住民の方への聞き取り検査が行われます。聞き取り調査は平日の昼間に行われるので非常に申し訳ないのですが、お願いできませんか?」
「え~っ、そうなんですね!?周囲にそんな趣味の方を初めて知りました(ば、ばれていなかったのか…)。全然大丈夫ですよ」
あっさりOK♪
最終的な日時の打合せをするために警察署に電話。
私:「○日でスケジュールの調整が出来ました。○日でお願いできますか?」
担当警察官:「分かりました。それでは当日はよろしくお願いします」
そこで前回の更新申請の時に疑問になったままの事があって確認しました。
私:「ところで今回更新予定の
所持猟銃は更新申請手続当日に警察署に持参しなければいけないんですかね?」実は初めての更新の時の記事をアップしたら
「え~!?猟銃を持っていく必要はないでしょ?」
「え~!?ウチの所轄は必ず持参していますよ?」
と様々なコメントを戴いたまま、結局その疑問は解決していなかったからです。
写真にもあるように必要な書類や物品の中に「所持銃持参」とは書いていなかったので、どちらが正しいのかが分からなかったのです。
担当警察官:
「それはですね…、原則として持参していただくことになっています」私:「原則としてということは、絶対に持参しなければいけないという訳でもないのですね?」
担当警察官:「原則として持って来ていただくという事でご理解いただければ…」
私:「例えば所持銃が多くて一度に持ち運べなかったり、近隣の治安が悪くて複数の猟銃を持ち歩くのに不安があったりすると問題ですよね?」
担当警察官:「まあ、原則として持って来ていただくという事でご理解いただければ…。オホンオホン」
私:「…(笑)」
申請当日、警察署で書類提出を行って受理されると、すぐに自宅の保管状況の確認に来られるので問題ないと言えば問題ないんでしょうが…。
そんなこんなで申請当日は事前の準備もバッチリだったので、書類審査・立ち入り検査・周辺住民への聞き取り調査など、大した問題もなく手続きは終了しました。
後は誕生日の翌日以降に所轄の警察署に連絡をして、問題なく所持許可が更新できているかを確認して新しい許可証を受け取りに行けなければいけません。
今回は疑問になったままの答えが(かなり曖昧ではあるけれど)ハッキリしたので少しすっきりしました♪
でも全国の猟銃所持者の皆さん、「正しい答えを教えろ!」ってコメント入れるのは止めてくださいね(笑)。
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「更新できない」なんて言われたら徹底的に抵抗しますが、ちょっと手前かかるくらいなら警察署の担当さんを困らせないように「ハイハイ」って素直に従っています。
しかし、更新年を揃えたり、診断書は3年間有効くらいは可能にして欲しいですね。
新規申請と更新2回で、2年間に診断書3回とりました。
人に気軽に勧められない趣味ですよね・・・
狩猟人口減少が心配です。
面倒ですしね。
まあ、許可を得て特別に所持できるものですから、いい加減な管理じゃダメな事はよく分かりますが、ちょっと煩雑過ぎと感じなくもありません。
近隣調査は隣の奥さんにお願いしていたのですが、診断書同様2年間に3回ヒアリングされ、しかも「警察から年齢聞かれた!」って機嫌損ねられてしまいました。
自分が手前かかるのは構わないのですが、近隣の方に迷惑かけるのはちょっと避けたいです。
また別の奥様口説かないと・・・
警察に対して厳しく言えませんしね・・・
うちのあたりでは、同じ自治会内の猟銃所持者の方と
農業関係の役員さんに聞きに行かれてる様で、
聞き込み先は一切指定できないんですよね・・・
聞き取り調査をお願いしても断られてしまうと困りますよね。
もう少し融通が利くと良いのですが…。
これからはガンマニアの方に頼りましょうか?
いや、でも実際切実な問題ですね。
それにしてもそちらは聞き取り調査を誰にするかって自分で決められないんですね…。
うう、それはすごく大変そうですね。