少し前に地域の神社が全焼しました。

サイレンが鳴り響き防災放送で神社が火事であることを告げていたので、自転車に乗ってすぐに駆け付けたのですが、すでに炎は天を焦がしどうにか出来る状態ではありませんでした。
数回ほどではありますが、
地域の住民の皆さんと一緒に境内の掃除を行った場所です。

火災の原因は漏電とのこと。
焼け落ちた社殿を見ると、激しく心が痛みました。
小さなお社だけど複雑な柱や梁…。
平安初期に社格を受領した由緒あるもので、文化遺産としても価値のあるものだという事は幾人もの方から教えていただいていました。
歴史や文化的な価値の事はよく分かりませんが、地域の多くの人々から愛されてきたのは事実です。
地域のイベントで「そう言えばあの神社は~」なんて感じで話題に出ないことは無かったし、住民の手による清掃で境内はいつも掃き清められていました。
私も清掃を通じて顔馴染みになり、挨拶を交わすようになった方がたくさんいました。
焼跡に立つと、この場所に引っ越して来て月日が浅いにも関わらず、この神社を深く愛している自分がいることに気付きました。
「激しい熱だったんだ…」
熱を受けた所は樹木が枯れているのが分かりますね。
「枯れた部分は朽ち落ちるな…。ダメージを受けた巨大な幹のご神木もどれほど生き残るだろうか?
この鎮守の杜には今では珍しくなったフクロウも住みついていたし、その他の沢山の生き物たちもどれくらいが逃げ出せたのだろう…」
いやいや、「邪魔だから」という理由で我が家の庭木を切リ倒したけれど、1ヶ月も経たないうちに切株から新芽がニョキニョキと生えてきたじゃないか。

植物が光合成を行って森林を作り、その恩恵を受けて動物が餌や寝床を得て、更に人間は材木で家屋を作ったり田畑を耕して食料を確保して安定した生活が出来ているじゃないか。
なんか上手く説明できないけれど、原始的な太陽の力や生命の持つエネルギーを信じよう。
そんな事を思っている時に偶々神社の側を通りがかると境内に見える人影…。

再建が決まったとのことで、焼け残ったお社の取り壊しのためのお祓いをしているところでした。
神様なんて言うものが本当に居るのかどうかは分かりませんが、人間の持つパワーも捨てたもんじゃないな。
うんうん、良かった♪
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野生の生き物は力強いですし、神社も地域の方々の支えがあれば、時間はかかるかも知れませんが元のようになると思います。
しかし時間経過とともに自然も復活することでしょう。
神社の再建も決まったし、皆で力を合わせないといけませんね。
我が家も気を付けねば!
すみません、防犯上の理由から回答は差し控えさせていただきます。
申し訳ありません。