トマトの苗を植えました。

偶々テレビを付けたら『趣味の園芸』なんていう番組を放映していて、そこにトマトの育て方が映っているのを見て無性にトマトの苗を植えたくなったのです。
もともと土いじりは嫌いではなく中学生の頃は「園芸部」なんぞに入っていました。
球技や他の部活は先輩たちが偉そうにしていて嫌だったし、園芸部に入部したのは「収穫できたものを食べられる」という不純な動機でした(笑)。
今の様に「ガーデニング」なんていうシャレた言葉はなく、「女子に混じって畑耕してら!」とよくからかわれたものですが…。
しかし今回は理由などはなく、なんていうか発作の様に自分の中に湧き上がってきた衝動でした。
「そうだ!今すぐにトマトの苗を植えねばっ!!」
すぐにホームセンターに行って必要なものを買い揃えて来ました。
(35年ローンの)中古住宅を買ったといえども耕せるような土地は猫の額ほどの面積しかなく、駐車場の横に隠れるようなひっそりとした畑です。
土を掘り起こし、堆肥を鋤き込みながら思いました。
「人類は狩猟生活から始まって、不安定な食糧事情に不安を覚えて農耕民族へと移り代わり、そのずっとずっと後になって蒸気機関なんていうものが発明され、産業革命が起こってこれだけ爆発的に発展した種なんだよな。
今やパソコンやインターネットなんていうものもあって世界中のありとあらゆる情報も入手できるし、ちょっと便利すぎる感じもするけれど…。
はっ!そうすると今土を耕しているオレはようやく生命として狩猟民族から農耕民族へと産まれ変わっている最中ってわけか!?
時間から考えるとサルから毛が抜けかけた感じだろうか?
そう考えると相当に貴重な瞬間だぞ、今(笑)」
そんな事を考えながらも、私が狩猟を始めることになったきっかけの一人でもある先輩ブロ友ハンターの「川ガニさん」のブログ
『狩猟民族の館』を思い出します(笑)。
「そっか~、川ガニさんも狩猟採集生活一辺倒だったものが最近では畑仕事ばかりだもんな。さすが人生の先輩は先見の明があって随分先を行ってるな~」
僅かばかりの土地の面積なので、僅かばかりの時間で耕し終わってトマトの苗を植えて終了。
(性格が適当なのでマルチと呼ばれる黒いビニールシートは張っていません)
ジ~ン…。
頼りない感じのトマトの苗を見ると、思いもかけずなんだかとても感動するものが湧き上がってきました。
「安定して食料を確保できる」という理由だけではなく、それはずっと狩猟や釣りや潜りなどの採集生活を過ごしてきた所為かもしれません。
命を奪って食べるという事は生命として必要な事ではあるけれど、きれいごとではなくそれはある意味殺伐とした破壊行為であって、壊すということばかりを続けていると疲れが蓄積するのでしょう。
小さなトマトの苗を植え付けこれから大きく育って行くことを考えると、それはささくれ立って疲れた心に差し込む一筋の光明のような存在ですらありました。
「大きくなっておくれ」
昔見た
『レオン』という映画で、ジャン・レノ扮する殺し屋のレオンがとても大切に一つの鉢植えを持っている理由が理解できたような気がしました。
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自分もミニトマトは育てたことあります。栄養も水も与えないほうが美味しく育つとか!
おいしいトマトが採れますように♪
あれはかっこいかったなぁ~~、娘も良かったなぁ~~
オイラは、いっぱい農耕してるので、農耕しない生活にあこがれそうなものだけど・・・・・全然そうならないんだなぁ~~
なんちゅうか、農って・・・・自然な生活の一部なんだよなぁ~(*^_^*)
じゃんさん、農家するべ~~~!!
この1本のトマトから難行苦行が始まりついには専業農家への道を歩むことになるやもしれません。知~らないっと(笑)
あんどんしたら?
え?そうなんですね!!
たっぷり肥料を鋤き込んでしまいました(笑)。
はやく大きくならないかな~。
はい、まさに種としての進化の過程を実感できた瞬間でした(笑)。
そうして駆除のために人類は再び殺戮の世界へと足を踏み入れることになるのでしょう(笑)。
なんだか「卵が先か、鶏が先か!?」みたいな話になってきますね…。
きっと彼は性質の悪い女子よりも植物に心を開いていたのでしょう(笑)。
はい、農業って憧れますね。
植物を育て増やすって良いなと思いました♪
しかし私の未来に拡がっているのは苦難の道ばかりのような気がするのは気のせい???
これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
で、あんどんってなんですか(笑)?
うちは、兼業農家なので、どっちかっていうと
駆除を目的に狩猟を始めたので・・・
退化!?
ちなみに、試しに申請していたら、
市から有害鳥獣駆除隊員登録完了の通知が来ました。
わなに限り(檻、囲いわな除く)ですが、まさか1シーズンしか
経験が無いのに、有害駆除の登録ができるとは・・・
そういう意味では再び野生鳥獣と相対することは正しい進化なのでしょうね(笑)。